20代の自分に伝えたい「高級車は不要」という教訓

家計管理

ひろすけです。50代のサラリーマンで、妻と猫2匹と暮らしながらFIRE(経済的自立と早期退職)を目指しています。

今回は、20代の自分に伝えたい「お金の使い方」についてお話しします。特に独身時代は家計管理を徹底し、貯蓄を大きく増やせるボーナスタイムです。この時間をしっかり活かすことが、後の人生を大きく左右することになります。

高級車を購入した20代の私

27歳か28歳頃の私は、貯金を全て使い果たしてランドクルーザー100を購入しました。当時のトヨタのSUV最高峰で、車体価格は約500万円。新古車で購入しましたが、それでも500万円をキャッシュで支払った際には、車屋さんに驚かれたことを覚えています。

特に趣味もなく、自然と貯金が貯まっていく生活を送っていた当時の私は、特に目的もないまま、この大きな買い物をしてしまいました。その理由は「モテそうだから」「周囲からすごいと思われたかったから」。いま思えば、完全に承認欲求に突き動かされた選択でした。

ランドクルーザー100の維持費

  • 燃費:リッター5キロ(ハイオク)
  • ガソリン代:月3~7万円(ひどい月には7万円を超えることも)

独身であった当時は特に金銭的な苦しさを感じることはありませんでしたが、今振り返ると、これは完全に「浪費」でした。この500万円を別の用途に使えていたら……と考えずにはいられません。

仮に投資に回していたら?

もし当時、500万円を車ではなく投資に回していたらどうなっていたでしょうか?計算してみます。

  1. 車両価格の差額
    500万円ではなく、100万円程度の中古車を購入していたと仮定します。残りの400万円を投資に回します。
  2. 投資結果
    仮に年利7%で運用し、追加投資はせずに20年間運用した場合、400万円は以下のようになります:

結果:約1,544万円

何も追加で積み立てしなくても、これほどの金額になっていたのです。

メリットはあったのか?

もちろん、高級車を持つことにもメリットはありました。大きな車に乗る満足感や安心感、そして一部の人から「すごいね」と言われる瞬間もありました。しかし、それが500万円に見合う価値だったかと問われれば、答えはNOです。

女性にも特段モテたわけではなく、周囲の評価が大きく変わったとも思えません。この経験を通じて学んだのは、お金はもっと計画的に使うべきだということです。

今だからこそ言える「若い自分へのアドバイス」

  • 「承認欲求にお金を使うのはやめろ」
  • 「必要最低限の車で十分だ」
  • 「余剰資金は投資や将来のために使え」

独身時代は貯蓄のボーナスタイム

独身時代は生活費が比較的少なく、自分の裁量で自由にお金を使える貴重な時間です。この時期にしっかり家計管理をして貯蓄を増やすことが、後々の人生に大きな影響を与えます。結婚後や家族が増えた後ではなかなか自由に貯蓄を増やすことが難しくなるため、独身時代を最大限活用することを強くお勧めします。

お金の使い方を見直す

今回の失敗をブログに記すことで、同じように高額な買い物を検討している方に少しでも参考になればと思います。特に、若い世代の方々には、「本当に必要なものか」を考えた上でお金を使うようにしてほしいです。

FIREを目指す上で重要なのは、収入を増やすことだけでなく、支出を見直し、計画的にお金を運用することです。高級車に500万円を費やした私の失敗が、どなたかの役に立てば幸いです。


まとめ

  • 高級車を買うことで得られる満足感は一時的
  • 将来の資産形成に影響する大きな決断には慎重になるべき
  • 投資やお金の知識を早いうちから身に付けよう

この記事が、あなたの未来の選択に少しでも役立てば嬉しいです。

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