50代で資格取得に挑戦する理由
50代に差し掛かると、多くの人がこれまでのキャリアを振り返り、新たな可能性を模索し始めます。 その一つとして「資格取得」に挑戦する方も多いのではないでしょうか。
しかし、若いころに比べて記憶力の低下を実感することも少なくありません。 「昔はテキストを読んだだけで覚えられたのに、今は何度読んでも頭に入らない…」と感じる方も多いはずです。
私自身、30代のころにFP3級・2級の資格を取得しましたが、当時はテキストを何度か読んだだけで合格できました。 「資格の難易度もあるだろうし、たまたま運がよかったのかもしれない」と思っていましたが、50代になってからの資格勉強では、まったく異なる体験をすることになります。
50代の資格勉強はなぜ難しいのか?
50代に入ってから、宅地建物取引士(宅建)と賃貸不動産経営管理士の勉強を始めました。 まったく畑違いの業界の資格ということもありましたが、とにかく記憶に定着しない。
以前のように「テキストを読んで理解すればOK」という感覚では、まったく歯が立ちませんでした。
1回目の受験は、従来の勉強方法で挑戦しましたが結果は不合格。 「これはまずい」と思い、勉強方法を抜本的に見直すことにしました。
記憶を定着させる「紙1枚勉強法」とは?
勉強方法を見直すために参考にしたのが、**棚田行政書士さんの「紙1枚勉強法」**です。 彼はYouTubeで宅建の勉強法を解説しており、10個以上の資格を取得した経験をもとにした独自の勉強法を提案しています。
この「紙1枚勉強法」のポイントは、記憶の忘却メカニズムを逆手に取るスケジュール管理です。
紙1枚勉強法の具体的な方法
1. 問題集中心の勉強
- 「思い出す」ことで記憶に定着しやすくなる
- まず問題を解き、わからなかった部分をテキストで復習
- テキストを最初から読むのではなく、問題演習を軸にする
2. 記憶を定着させるスケジュール管理
- 問題集の単元を細かく区切る
- 1つの単元を「半日後・1日後・2日後・3日後…」と、忘れかけるタイミングで復習
- 記憶が消える前に再確認することで、記憶の定着率が向上
3. 継続できる勉強量の設定(やる気貯金)
- 1日に詰め込みすぎず、「少し物足りない」と思うくらいのボリュームにする
- 毎日勉強することを最優先にする
- 「やる気貯金」と名付けられ、負担を減らしながら継続を重視
実践して感じた「紙1枚勉強法」の効果
この勉強法を取り入れ、私は約6か月間継続しました。
正直、途中で「本当に覚えられるのか?」と不安になることもありましたが、続けていくうちに確実に記憶が定着していくのを感じました。
そして、2回目の試験で無事合格!
「これならどんな資格でも取れるのでは?」と錯覚するほど、効果的な勉強法でした(笑)。
50代でも資格は取れる!
50代になると記憶力の低下を感じることが多くなりますが、勉強法を工夫すればまだまだ戦えると実感しました。
- 問題演習中心の勉強で効率的に記憶する
- スケジュール管理で忘れそうなタイミングで復習する
- やる気を貯めながら継続する
これらのポイントを押さえれば、50代でも十分に資格取得は可能です!
「資格を取りたいけど、年齢的に難しいかな…?」 そんなふうに思っている方がいれば、ぜひ「紙1枚勉強法」を試してみてください。
書籍も販売されているので、気になる方はチェックしてみると良いでしょう。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
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