はじめに
こんにちは!今回は、住宅ローンをどう扱うべきかというテーマでお話しします。特に、これから金利が上がっていくという予測がある中で、繰り上げ返済をするべきかどうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
私自身、約15年前に地方のマンションを購入しました。その際、35年ローンを組んだのですが、金利が0.9%という条件でした。このローンを契約した当時は、販売会社のお勧めに従って地方銀行の住宅ローンを契約したのですが、今振り返ると、もっと低い金利で借りられたかもしれないなと思っています。しかし、金利の上昇を見越して、繰り上げ返済をすべきかどうかという点について、色々と考えた結果、私は繰り上げ返済を見送ることにしました。
今回は、その理由をシェアし、同じように悩んでいる方々に少しでも参考にしていただければと思います。
金利上昇が予測される中での悩み
住宅ローンを組んでからしばらくは、金利が低い環境が続きました。しかし、今後の経済情勢や日本国内でのインフレの進行を考えると、金利が上昇する可能性が高いと言われています。このまま金利が上がると、支払い額が増えてしまうので、繰り上げ返済をした方が良いのではないかと考える方も多いでしょう。
私自身もその一人で、ローン残高が約2,000万円もある中で、「これを一気に返してしまった方が、今後の支払いが楽になるのでは?」という気持ちがありました。しかし、冷静に考えてみた結果、私は繰り上げ返済をしないことに決めたのです。
繰り上げ返済をしない理由
1. 低金利は依然として魅力的
確かに、金利は今後上がる可能性がありますが、現時点での金利は依然として低い水準にあります。私の住宅ローンの金利は0.9%で、まだ低い部類に入ると思います。仮に金利が上がったとしても、当面2%を超えることは考えにくい状況です。したがって、慌てて繰り上げ返済を行うほどのメリットは無いと感じました。
2. 資産運用によるリターンが期待できる
さらに、繰り上げ返済する代わりに、そのお金を別の方法で運用することで、金利以上のメリットが得られると考えました。具体的には、私が行っている高配当投資を活用すれば、最低でも4~5%の運用益を得られる見込みです。しかも、運用することで元本の成長も期待できます。仮に2,000万円を返済したとしても、その後得られる利益は金利分にとどまるか、それを上回る可能性があります。
ですので、私は手元にお金を残し、資産運用を優先することに決めました。金利0.9%よりも高いリターンを得ることができるのですから、資産運用の方が遥かに有益だと感じました。
3. 団体信用保険のメリット
また、私の住宅ローンには団体信用保険(団信)という保険がついています。これは、万が一、私が死亡したり、がんと診断されると、ローンの残高が免除されるという内容です。この保険は、ある意味で生命保険のような役割を果たしており、非常に大きな安心材料となっています。
私個人としては生命保険には加入していませんが、団信があることで妻が万が一の時に困らないようにすることができるため、この保険を活用する意味もあると考えています。住宅ローンを契約する際に、団信がついていることは非常に大きなポイントです。
インフレの影響とその対策
今後の日本のインフレ状況を見越すと、現金で持っているよりも、金融資産や不動産に置き換えておく方が安全だと私は考えています。物価が上がると現金の価値が目減りしてしまうため、不動産などの実物資産を持っておくことが、将来的なリスクヘッジになるのです。
加えて、インフレが進むと、ローン残高の相対的な価値が低くなることが予想されます。例えば、物価が上がることで、お金の価値が下がるため、ローン残高も相対的に軽く感じられる可能性があります。これを考慮すると、無理に繰り上げ返済をする必要はないのではないか、と思うのです。
結論:繰り上げ返済は見送る
以上の理由から、私は現在のところ繰り上げ返済を行うつもりはありません。金利が上昇しても、今のローン金利は低く、資産運用の方がメリットが大きいと考えています。また、団信という保険があることも、私にとっては安心材料となっています。
もちろん、今後の経済情勢や金利の動向により、状況は変わるかもしれません。今後、もっと明確に繰り上げ返済が有利だと感じるようになれば、再検討するつもりです。しかし、現時点では、繰り上げ返済をする必要はないと判断しています。
最後に
最後まで読んでくれてありがとうございました!皆さんも、金利上昇を見越して住宅ローンの扱いについて悩んでいる場合は、自分の状況や資産運用の選択肢を考えつつ、慎重に判断することが大切です。無理に繰り上げ返済をすることが最良の選択肢とは限りませんよ!
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