NTT株の下落が止まりませんね。
新NISAが開始された当初、NTT株は人気銘柄ランキングの上位にランクインし、多くの投資家が購入した銘柄です。 早いタイミングで一括投資した方の多くは、現在含み損を抱えていることでしょう。
財務健全、高配当という”鉄板銘柄”のはずが、投資初心者にとってはなかなか厳しい洗礼となっているかもしれません。
「だからこそ、分散投資が大事!」
株式投資では、一つの銘柄に集中投資するのではなく、複数の銘柄や異なる資産に分散することが重要です。 今回は、NTT株の下落を例に、分散投資の重要性について解説していきます。
1. 分散投資の基本とは?
分散投資とは、資産を特定の銘柄や資産クラスに集中させず、さまざまな投資対象に分けてリスクを分散する手法です。
分散投資には、主に以下の3つの種類があります。
- 国・地域の分散:日本だけでなく、米国や新興国などにも資産を分ける
- 業種・銘柄の分散:IT、金融、ヘルスケアなど異なる業種の企業に投資する
- 時期の分散:一度に大金を投じるのではなく、時間をかけてコツコツ投資する
この3つを意識することで、投資リスクを抑えつつ、安定した資産形成が可能になります。
2. 最初の銘柄選びが重要
もちろん、最初の銘柄選びが重要なのは言うまでもありません。
特に、以下のポイントを押さえた銘柄を選ぶことで、長期投資の安定感が増します。
- 財務の健全性:負債が少なく、自己資本比率が高い企業
- 売上・利益の成長:安定的に成長を続けるビジネスモデル
- 安定した配当:業績に左右されにくい、継続的な配当支払い
- 増配傾向:毎年のように配当を増やしている企業
こうした条件を満たした銘柄は、長期で保有することで資産を増やしやすくなります。
ただし、どんなに優良な銘柄でも未来は不確実です。
だからこそ、分散投資を意識することが重要になってくるのです。
3. 「時期の分散」の重要性
今回のNTT株の下落も、最初から大金を投入していた場合、大きなストレスを抱えることになっていたでしょう。 しかし、時期を分散しながら投資を行うことで、ダメージを最小限に抑えることができます。
例えば、現在のNTT株は140円~160円程度で推移しています。
もし、月に100株(14,000円~16,000円)ずつ買い増していた場合はどうでしょう?
仮に150円で購入した翌月に140円に下落したとしても、含み損は1,000円ほど。
“1000円の含み損なら、まったく気にならないレベルですよね?(笑)”
長期投資を前提とし、少しずつ買い増していくことで、平均取得単価を調整しながらリスクを抑えることができます。
4. NTT株は今後も投資対象として有望?
NTTは株主優待もあり、100株単位で保有することを目安にするのも良い選択肢です。
■優待内容
≪対象株主≫ 基準日に当社普通株式を100株以上保有している株主
≪実施内容≫ ~dポイント進呈~
基準日時点で、100株以上保有し、以下の保有期間の株主
2年以上3年未満 1,500ポイント
5年以上6年未満 3,000ポイント
また、長期的に見れば、NTTは右肩上がりの成長が期待できる企業。
そのため、毎月100株ずつのペースで積立投資をしていけば、徐々に含み益が膨らんでいく可能性が高いです。
含み益があることは心の安定にもつながります。
経験を積み、含み益があることで、多少の下落でも慌てずに冷静に対応できるようになります。最初は値動きに一喜一憂しがちですが、時間とともに『長期投資の強み』を実感できるようになりますよ!
私自身も、NTT株には長期間の分散投資を実践しています。 配当を得ながらキャピタルゲイン(値上がり益)もしっかり確保し、じっくり構えて投資を続けていくことが大切ですね。
5. まとめ:分散・積立投資でストレスフリーに資産形成を!
今回のNTT株の下落を見て、「投資は怖い」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、分散投資の基本を守ることで、リスクを抑えつつ着実に資産を増やすことが可能です。
- 国・地域の分散:日本株だけでなく、米国株や海外ETFも活用する
- 業種・銘柄の分散:特定の業種に偏らず、幅広く投資する
- 時期の分散:一度に大金を投じず、コツコツ積み立てていく
“長期投資を前提に、焦らずコツコツ投資を続けていきましょう!”
最後まで読んでくれてありがとうございました!
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